弥生、三月

3年生が東中に全員で登校するのも卒業式を入れて、あと7日となってしまいました。私と一緒にこの東中に入学した3年生、思いもひとしおです。地域の方(購買のお手伝いもしてくださっています)が、毎月、学校に季節感をということで、玄関に折り紙で作ったかわいい飾りをおいてくださっています。3月は学校運営協議会の方が折り紙雛を持ってきてくださったので、昨年いただいたものもあわせて、生徒玄関に飾りました。昨年も書きましたが、雛人形を見ると、私自身が祖母や母を思い出して、気持ちが温かくなれます。あの頃は、女か男かの区別しかない時代で、男だけど女の格好をしたい人などをバカにしたり変な目で見たり笑い者にする時代でした。女の子男の子ということで生きることを制限されるのではなく、人として大切にされる世の中にと、世界的に理解が進んできていることはとてもすごいことです。小さい頃、「女の子だから」というふうに育てられた覚えはほぼないのですが、「雛人形は女の子のためのお祭りよ」と教えられたことは覚えています。そして、母と祖母が一緒に作ったちらし寿司は、私の中では今でもどこのお寿司屋さんのものより美味しい思い出として心に残っています。

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